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看護指導に役立つロジカルシンキングを知っておこう

ロジカルシンキングで説明上手

ロジカルシンキングとは、自分自身で情報を整理する上で、漏れなく、重複する事なく論理性に基づいて進める事ができ、説明を受ける側から見てわかりやすいという二つの目的を満たす思考法です。これは看護管理者や看護の教育を行う上でとても便利な考え方ですので、是非知っておきましょう。

ロジカルシンキングで説明上手

ロジカルシンキングの基本

ロジカルシンキングは、課題の設定から実行可能な考案、実際の行動から管理まで、一連のプロセスを経て成果をあげる為に必要な思考です。過去の理論や経験が通用しないケースは看護を行う現場では起きがちですから、ロジカルシンキングは必要不可欠となっています。ロジカルシンキングでは以下の4つの思考を心がけるようにします。
「仮説思考」「ゼロベース思考」「フレームワーク思考」「ポジティブ思考」これら4つの思考内容は以下の通りです。

仮説思考とは

仮説思考とはその名の通り、現時点で考えられる仮の結論を元に行動するという考え方です。その仮説を検証しながら課題に向かっていきますが、途中で仮説が間違っていたらまた別の仮説を立て直して進みます。闇雲に行動すると資源や行動を無駄にしてしまいがちですが、仮説を立てて行動する事でその無駄を無くす事ができます。また、仮説がないまま行動してしまうと、思いつきで行動したり行動に漏れが生じやすくなります。ただし、仮説思考において重要な事は、仮説の検証に時間をかけ過ぎ無い事です。なぜなら、仮説が100%正しいと証明するのが目的では無く、仮説の積み上げでよって対応策を得ることが重要だからです。

ゼロベース思考とは

既成概念を取り払い、ゼロから最善な答えを見つけ出すのがゼロベース思考の考え方です。特に医療現場では、昨日まで通用した事が今日は通用しないといったケースが多くなりがちです。仮説思考で解決できれば良いのですが、それすら通用しない問題が起こり得ます。その為、過去の情報を1度白紙に戻して解決策を探す事が重要となります。また、ゼロベースで考える方が考えの幅が広がり、今まで考えつかなかった方法を発見する事もできます。
ただ、人はゼロベースで物を考える事をなるべく避けようとします。なぜなら、人は1度できたシステムに恩恵を受けてしまうと新たなシステムを作ろうとは考えなくなります。更にゼロベース思考は大変なエネルギーを使いますので、現在の延長線上で考える方が楽だという人も多いのです。しかし、それではいつまでたっても画期的なシステムに変更はできません。ですので、思い切ってゼロベース思考になる事は必要と言えます。

フレームワーク思考とは

闇雲に物事を考えてしまうと、重要な事が漏れてしまったり、何度も同じ部分を検討したりと時間や労力を無駄にしがちです。そこで物事の枠組みとなるフレームワーク思考が重要となります。フレームワークは本来、事像毎に個別に考えるものですが、一般的に広く知られているフレームワークを活用する事で考える時間の効率化を図る事ができます。ただし、その場合は今考えている事象に対して適切なフレームワークを使っているかをチェックしながら進む必要があります。

ポジティブ思考とは

今よりもっと良い解決方法が存在するという考え方が必要であり、同じポジティブ思考でも「次回はきっと良い結果になる」といったものとは違います。仕事に100%ベストな答えは存在しません。なぜなら、今はベストな答えでも状況が変わればベストでは無くなるからです。この部分は仮説思考と同じで、100%を目指すのではなく、あくまでも限りある時間の中でベターな対策法を見つける事が大切だからです。

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